ラオス・ルアンパバーン(1)

ビエンチャンからルアンパバーンへ移動
 ビエンチャンの北方面バスターミナルから約10時間、150,000kip(10,000kp=約130円)でルアンパバーンの南バスターミナルに到着する。ルアンパバーンには、二つのバスターミナルがあって、北部へ向かう時はもう一つの北バスターミナルから出発する。10時間はさすがに長い。未舗装の道路も多く、振動で本を読むには無理な所も多い。居眠りか、外の景色を楽しむと決め込んで、アルコールに助けてもらう。

ビエンチャンからルアンパバーンへの移動途中に見た工事現場
移動で乗ったバス
休憩所ではトイレに殺到し、次に食べ物屋の店に群がる
バスの休憩タイムで食した名物の焼き鳥。確かに美味い。このままルアンパバーンに着く頃まで記憶が無く。疲れ切って寝ていたらしい
休憩所には食べ物を中心に店が出ている
移動で乗ったバス

ルアンパバーンの托鉢
 昨日は、ビエンチャンからルアンパバーンへの長時間の移動で疲れてしまい、早めに寝たせいか、今日は早くに目が覚めてしまった。ルアンパバーンの名物、早朝の托鉢を見学に行く日だった。天気の具合を見ようと暗い中、外に出たところ、隣りのゲストハウスから人の話し声が聞こえる。そのうちの一人が目ざとく私を見つけて、「together」と聞こえる発音で話しかけてくる。寝ぼけ眼で、一瞬何のことかわからなかったが、「一緒に行こう」と言われている気がして、「with me?」で決着。「彼らがチャーターしてあるトラックで一緒に托鉢(の見学)に行こう」と言うことだった。私が日本人だと分かったのか、リーダー格の男に「百円」とジョークを言われたので、本当に持っていた百円を手渡したところ、大喜びで仲間に見せて自慢していた。私は、「托鉢」の英語を知らないし、サンスクリット語でpindapataと言うこともこの時は知らなかったので、「百円」を繰り返していたところ、皆さんに伝搬して、しばらくの間、皆さん、托鉢のことを「Hyakuen」を言っていたようだ。フランス人が発音すると、「akuen」と聞こえ、「托鉢」が「悪縁」とは妙な感じがした。

6時30分頃、太鼓の音が聞こえ、托鉢が始まっている

 

托 鉢
長い行列が続く托鉢
托鉢は終わったのだろうか。6時半頃に地元民が後片づけをしている。この可愛いお嬢さんは、托鉢物回収係?
仏 像
朝の7時半になった。美しい朝日を堪能できた

バーン・サーンハイとパークウー洞窟へ向かう
 托鉢を満喫した後は、「パークウー洞窟」へ向かうのが一般的なブラブラルートのようだ。托鉢に誘ってくれた隣のゲストハウスの連中もそうするらしい。朝食は未だだが、“百円”もこのまま船着場から船に乗ってメコン川の上流約25キロメートルにあるパークウー洞窟へ向かうことにした。船着場で飲み物を買おうとしたところ、「我慢、我慢」と待ったがかかった。パークウー洞窟行きのボートに乗って1時間半くらいの長い待ったで、「バーン・サーンハイ」という酒造りの村で途中下船した。川べりにある大きなドラム缶で有名なラオスの焼酎「ラオ・ラーオ」を蒸留している過程を見学できるのだ。すきっ腹に、効いたね、「ラオ・ハイ」、「ラオ・サート」、「ラオ・カオカム」、それぞれ特徴があって、…、能書きは言わない、一言、「美味い」。

乗船の申し込み書を提出し、料金を払う
バーン・サーンハイとパークウー洞窟へ向かうボート
バーン・サーンハイ(酒造りの村)到着
ラオ・ラーオ(ラオスの焼酎)の売店
サソリ酒
餅米を亀に入れて発酵させる
右側のゴマをふった海苔は、名物の川海苔である
あちらこちらに散在する建物
この女性は「ラーオ・ルー族」と名乗ったが、私には分かりません
子供達が遊んでいる

パークウー洞窟
 酒造りの村、バーン・サーンハイでラオスの焼酎を何種類か楽しんだが、さすがにサソリの入った焼酎は恐くて挑戦できなかった。ボートに戻るよう集合合図があって皆さん集まったが、ほとんどの方が赤い顔をしていた。寄り道から約30分で、メコン川がナムウー川と合流する地点にあるパークウー洞窟に到着する。川に面した崖にくり抜かれたタム・ティン・ルム洞窟と、そこを過ぎて坂と階段を7分ほど上った所にある横穴のタム・ティン・トゥン洞窟の2か所がある。

パークウー洞窟に到着。上りは結構な勾配である
崖に切り抜かれたタム・ティン・ルム洞窟
竹で編んだ簡易歩道橋
洞窟から対岸を見る
タム・ティン・ルム
階段を上りきった所にあるタム・ティン・トゥン洞窟
パークウー洞窟を去る
ルアンパバーンのワット・シェントーンWat Xiengthong。セーターティラート王によって1560年に建立された
古事記や日本書紀に登場する怪物、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に似た霊柩車 
末広がりの屋根が折り重なる
レッド・チャペルのモザイク画
本堂の裏に装飾されたモザイク画「マイ・トーン(黄金の木)」仏教に関する物語
ここに立っていたとされる160メートルの大樹をモチーフとしたモザイク??

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